「子どものお風呂を手伝おうか?」「たまには家事も手伝うよ」──そんな言葉、つい口にしていませんか?別にやってやった感を出しているつもりでもないし、悪意もありません。ただなんとなく「手伝う」という表現をしてしまっただけなのに・・・。奥さんの機嫌がどんどん悪くなる・・・。なんて経験ないでしょうか?私も以前はそうでした。しかし、今でははっきり言えます。「育児は“手伝う”ものではない」。本記事では、30〜40代の働き盛りのパパたちに向けて、育児における本当のパパの役割とその向き合い方を私自身の失敗談も含めてパパ目線でお伝えします。
この記事でわかること
- なぜ「手伝う」という言葉が良くないのか
- パパに求められる本当の育児参加の姿勢
- 具体的にパパが担うべき育児の役割と行動
- 共働き・多忙な中でも育児に関わる工夫
「手伝う」という言葉が引き起こすすれ違い
「主体性の欠如」を相手に感じさせる
「手伝う」という言葉には、家事や育児の主体はママであり、パパは“補助的”な立場という前提が含まれてしまいます。これが繰り返されると、ママにとっては「なんで私だけが主役なの?」「あなたとって他人事なの?」という不満が積もっていきます。
我が家でも幾度となく繰り広げられてきたこのやりとり。私の不用意な一言で何度も妻の地雷を踏みましたw
無意識に役割分担の偏りを生む
たとえば「今日は保育園のお迎えを手伝った」と言った時点で、「普段はママの役割」という図式が強化されます。結果的に、無意識のうちに家庭内の役割分担に偏りが生まれ、夫婦間の育児への認識にズレが生じてしまうのです。
パパが本当に担うべき育児の役割とは?
「共同の責任者」としての自覚を持つ
パパは育児の“サポート役”ではなく、“共同責任者”です。育児は二人の親が協力して行うもの。主体的に関わることで、家庭内の役割バランスが整い、ママとの信頼関係も深まります。
感情面でのサポートも大切な役割
子どもが泣き止まない時、ママが疲れてイライラしている時こそ、パパの出番です。抱っこする・話を聴く・一緒に悩む。目の前の問題が直接解決しなくても、共感して一緒に過ごすだけでも家族の安心感はぐっと増します。
私がいい気していたのは、聞き上手なマスターのようなスタンスで、なるべく奥さんの話を引き出して発散させることでした。・・・ちゃんとできていたかは疑問ですが・・・
長期視点で子どもの成長を捉える
日々の育児に追われていると必死ですし見落としがちですが、子育ては長い目で見る必要があります。幼少期からパパが進んで子どもとの関係を築くことで、思春期以降の信頼関係にもつながっていきます。
これは私の身近な先輩パパさんにもらったアドバイスです。この先のためにも、今としっかり向き合うことが大切なんだそうです。
実践!働くパパが育児に関わるための工夫
スケジュールに「家族時間」を組み込む
仕事の予定はしっかり管理しているのに、家族との時間は「空いたら」や「後でやる」ではどんどん後回しになります。育児の時間はスピード感が大切です。あえて手帳やスマホカレンダーに“子どものおでかけ”や“寝かしつけ”などを予定として書くことで、意識が変わります。
私も忘れっぽいところがあるので、細かくスマホカレンダーで確認する習慣をつけていました。
平日も「15分だけ」から始める
忙しい平日でも、たった15分でできる育児はたくさんあります。絵本を1冊読む、ごはんを一緒に食べる、お風呂に入れる──短い時間でも関わることが子どもたちにとって「パパはそばにいてくれる存在」として印象に残ります。
このわずかな時間でも、ルーティン化したら最高ですね。
「完璧」を目指さず、できることをコツコツと
最初から全部うまくやろうとせず、「自分にできること」「今やれること」から始めましょう。失敗したって、子どもや奥さんはちゃんと見てくれています。大事なのは“自分から関わろうとする姿勢”です。
私の持論ですが、育児も家事も70点の出来栄えで十分です!
育児に関わることで得られるパパのメリット
子どもとの信頼関係が深まる
子どもが小さいうちから関わることで、自然と信頼関係が築かれます。将来の反抗期や思春期に、パパが「信頼できる相談相手」として認識される土台になります。
私も娘を持つ父として、将来嫌われたくないと切実に思っています。そうならないためにも、今の関わりを大切にしていこうと思っています。
ママとの関係も良好に保てる
育児を「ママ任せ」にせず、自ら関わる姿勢を見せることで、ママからの信頼も高まります。お互いに思いやれる関係性が築け、夫婦間のストレスや衝突も軽減されます。
特に夜泣きや深夜の授乳など、睡眠不足が重なって気持ちに余裕がない時ほど衝突レベルが増します。パパ自身無理のない範囲でママ任せにせず自分から歩み寄っていきましょう!
時にはママも楽をしたりサボりたい時もある!たまにはパパに丸投げしたい!という日もあるはずです。それを汲み取っていくのも理想的な関わりですね。
自分の人生の充実感にもつながる
育児を通して、人生における「家族との時間」の価値を実感できるようになります。子どもと過ごした時間が、自分自身の癒しでもり幸福感を感じるタイミングなのではないでしょうか。こういった時間が将来の自分の誇りや支えにもなります。
また、育児を経験した人同士の共感値も深まり、コミュニケーションも円滑に深まります!接客業をしていた私としては、大変ありがたい経験値でした!
まとめ:「手伝う」ではなく「共に育てる」
パパたちに伝えたいのは、「育児は誰かの手伝いではない」ということ。パパにもママと同じだけの責任と権利があり、それを担うことで家族の絆が深まります。育児に「主体的に関わる覚悟」を持つこと──それが、これからの時代の“かっこいいパパ”のあり方なのではないでしょうか。
私自身もまだまだですが、子どもたちに誇れる父であるため、日々奮闘中であります!この記事が少しでもパパさんたちのお役に立てれば幸いです!
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