4歳児の「なぜ?」にどう答える?育パパのための質問対処術

教育

はじめに:4歳児の「なぜ?」に困っていませんか?

「なんで空は青いの?」「なんで鳥は飛べるの?」「なんでパパはお仕事に行くの?」──4歳あたりになると、子どもからの“なぜ?”の嵐。そんな怒涛の質問攻めに、戸惑ったり、うまく答えられなかったりした経験ありませんか?

この記事では、仕事と育児を両立する30〜40代のパパに向けて、「4歳児の“なぜ?”」にどう向き合い、どのように答えるべきかを、私の実体験も踏まえて具体例とともにご紹介します。正確な答えや正論よりも大切なこと、そして子どもの思考力・信頼感を育てる対話のヒントになれば幸いです。

この記事でわかること

  • なぜ4歳児は「なぜ?」を連発するのか?
  • 答えに困ったときの対処法
  • パパとしての“良い受け答え”のポイント
  • 子どもの興味・知的好奇心を育むコツ

そもそも、なぜ4歳は「なぜ?」が増えるのか?

思考と言語の爆発的発達期

4歳頃は、言葉をたくさん覚え、外の世界に対する理解を深める発達のタイミングなんだそうです。

4歳児の言葉の発達には個人差がありますが、一般的に語彙が増え、簡単な会話ができるようになります。4歳児は1500~2000語程度の語彙を持ち、日常会話を理解し、自分の言葉で伝えられるようになります。また、簡単な物語を語ったり、接続詞を使って話したりすることもできるようになります

 ▪️Geminiより引用

自分なりに物事をつなげて考えるようになる反面、「分からないこと」や「素朴な疑問」が急増します。その結果、「なぜ?」「どうして?」という質問が自然と多くなるんですね。

パパやママとの対話で安心感を得たい

我が家の長女(当時3歳)は、語彙力が増え始めた頃に弟(長男)が生まれ、赤ちゃん返りと合わせて質問攻めが加速しました。我が子の興味や好奇心を折らないように一生懸命に対応していましたが、時にしつこくTPOをわきまえないことも多々あり、親としても悩みの種でした。

子どもからの質問は単なる知的好奇心だけでなく、「話を聞いてほしい」「気持ちを共有したい」という思いの表れでもあります。親の私たちとの会話を通して、安心感や信頼関係を築こうとしているのです。

パパが困る「なぜ?」の具体例と対応術

実際に私が娘にされた「なぜ?」を具体例に、NG対応とOK対応をご紹介します。

例1:「なんで空は青いの?」

NGな反応

そんなのパパも知らないよ、難しいからまた今度ね。

OKな反応

なんでだろうね。パパもちゃんと知らなかったから、一緒に調べてみようか!

わからないことも共感共有しながら、“一緒に調べる姿勢”が信頼やさらなる好奇心・探究心につながります。もし答えられる内容でも、正解を答えて終わりでなく、一緒に深掘りするように返せるといいですね!

例2:「なんでパパは毎日お仕事行くの?」

NGな反応

お金を稼ぐためだよ。

OKな反応

パパはね、お仕事で誰かの役に立ってるんだよ。そのおかげでおうちでごはんを食べられるんだよ!

なかなか子どもとの時間を作れないパパには少しドキッとさせられる質問です。私も初めてこの質問された時は、なんて答えよう・・・と少し動揺しました。

しかしこの手の質問は社会のしくみを簡単に教えるチャンスです。仕事をする・働く姿勢をポジティブに伝えることで、子どもの価値観も育ちます。また、潜在的に親への感謝や尊敬の念も芽生えるそうです。

答えるときに意識したい3つのコツ

1. 正しさよりも「対話」を大切に

正確な答えを急いで返すより、「どう思う?」「パパはこう思うけど、〇〇ちゃんはどう?」と投げかけてみましょう。結論で終わる会話より、深掘りして子ども本人の考えや発想を引き出す双方向の会話が子どもの考える力をぐんぐん育てます。大人にはない自由な発想で答えてくることもあり、親もハッとさせられるいい刺激になりますよ!

2. 一緒に調べる・図鑑やネットを活用

「パパはなんでも知っているすごい人」、そう思われたくて背伸びして接している時期もありました。しかし「知らない」ことは恥ずかしいことではありません。その構図を活かし、子どもと一緒に本や図鑑・子ども向け動画などを活用して、調べる体験そのものを楽しみましょう。

このような経験値は知識を自分から深める習慣になるので、なるべく意識してやるといいですよ!と保育園の先生からも教わりました。与えられた知識より、自分で勝ち取った知識の方が身になります。

3. 子どもの気持ちに共感する

「なんでそんなこと気になるの?」ではなく、「それ、不思議だよね!」「なんでだろうね?」と共感することで、子どもはもっとパパと話したくなります。子どものもつ疑問に対し、同じ目線で向き合ってみましょう。

我が家もこのアクションを意識しだしてから、些細な疑問や今日の出来事などもっと話してくれるようになりました。達者になってきたとはいえ、まだまだ言葉足らずでつたないワードチョイスがたまらなく可愛いものです。

質問タイムを「学びの時間」に変える工夫

家庭時間に“なんでも質問コーナー”をつくろう

我が家で実践してみて良かったのが、”なんでも質問コーナー”です。「パパ、聞いてもいい?」という時間や機会を家庭内に意図的に作るだけで、子どもの好奇心がぐんぐん伸びた実感がありました。お風呂タイムや寝かしつけの時間を“質問タイム”にしてもOK。ご家庭ごとのやりやすいタイミングでやってみてください!

子どもの「なぜ?」をメモしてみる

これまで子どもからされた質問をスマホにメモして溜めていくと、後で振り返って調べたり、ネタにできたりします。何気ない質問にも成長のヒントが詰まっていたり、次のおでかけスポットのヒントにもなったりします。次の休みどこ行こう・・・この果てしないネタ探しのきっかけになるので私は重宝している習慣です。

パパも「なんでだろうね?」と言ってみる

子どもの質問に対して、「なんでだろうね?」「パパも不思議だなと思ってたんだ」などと返すことで、子どもは「考えることって楽しい」と学んでいきます。こういった考える習慣は4歳前後の頃から習慣化しておくと、将来へのいい財産になるはずです!

仕事が忙しいパパでもできる対応のヒント

1日1回、じっくり聞く時間をつくる

毎日ルーティン的に時間が作れそうなら、1日1回「今日はどんなこと疑問に思った?」「なにか不思議に思うことはあった?」と聞くだけでも、子どもにとっては特別な時間になります。毎日少しの時間の積み重ねが、子どもの心と思考の成長を後押しします。

移動中・食事中に質問を聞く

忙しい中でも、車の中や夕食中など“ながら時間”を使えば、十分に会話はできます。耳を傾けるだけでも、子どもは満たされます。「食事中はちょっと・・・」など、ご家庭ごとに教育方針もありますので、やりやすいタイミングを選んでもらえればOKです!

土日に“質問を深掘りする時間”を

仕事があり忙しい平日は軽く受け流してしまった内容も、休日に「この前言ってたこと、調べてみようか」と向き合うことで、子どもはパパとの会話を大切に感じてくれます。4歳にもなると、想像以上に記憶力がありよく覚えています。振り返ることで「パパはちゃんと覚えていてくれた」という信頼感にも繋がります。

まとめ:「なぜ?」は成長のチャンス

我が子の成長は嬉しいものですが、4歳児の「なぜ?」は時に面倒に感じることもあります。パパも一人の人間ですので・・・。

しかしその「なぜ?」は子どもが世界を知ろうとする大事なサイン。パパのちょっとした受け答えが、子どもの未来の考える力、自信、そしてパパとの信頼を育てます。

正確に答えられなくても大丈夫。大切なのは、「一緒に考える」「受け止める」姿勢です。私もまだまだ未熟で毎晩反省会状態ですが、子どもと一緒に成長していければと思っています!

この記事が少しでも同じような境遇でお悩みのパパさんのお役に立てれば幸いです!

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