中間管理職パパ必見!仕事と育児に挟まれた“中間管理職育児”の実態

育児

【結論】パパは“仕事・育児・マネジメント”という三重苦。必要なのは、削ぎ落としと可視化、そして頼ること

働くパパの皆さん、職場では中間管理職(世代的にこのポジションの読者の方が多いです)としてプレイングマネージャーをこなしながら、家に帰れば育児も全力投球・・・日々本当にお疲れ様です。
こういった激動の毎日を送る結果、心も体も疲れ果てて「もう限界・・・」と感じてしまうことありませんか?
この記事を読めば、あなたが今何に苦しんでいるのか整理でき、実践的な「3つの対策」で無理なく前に進む方法がわかります。ぜひご参考ください!

「仕事・育児・管理職」の重圧がパパを追い詰める

① プレイングマネージャーの“板挟み”状態

我々30〜40代の世代は、職場において中間管理職の立ち位置の方も多いはず。私ミカンも日中はサービス業の中間管理職を担っている1人です。そんな中間管理職パパは、自分の仕事や業務も抱えつつ部下育成やマネジメントし、家庭では育児の責任も。

現在日本では、同世代で昇進すると“昇進うつ”を抱える人が増えると言われています。

「昇進うつ」とは、昇進後に生じるうつ状態のことです。昇進に伴う責任の増大や、人間関係の変化、プレッシャーなどから、メンタルヘルスに不調をきたす状態を指します。正式な医学用語ではありませんが、一般的に使われる言葉です。


Geminiより引用

過去にはあまりなかった状況と言葉ですね。仕事と育児の両立を問われる現代を象徴する変化かもしれません。

② 時間と心の余裕が足りない二重生活

仕事⇄家庭の間を行き来し、時間も気持ちもフル稼働。常にやることややらなければいけないことの追われている状態なので、息抜きや気持ちをストレスを発散するタイミングが乏しいのも、中間管理職パパのあるあるパターンです。
米国の調査では“ワーク・ファミリー・コンフリクト”と呼ばれるストレス状態が生産性低下や健康リスクに直結し影響を及ぼすと指摘されているそうです。

ワーク・ファミリー・コンフリクトとは、仕事と家庭生活の両立が難しく、それぞれの役割を果たす上で葛藤やストレスを感じる状態を指します。具体的には、仕事が忙しくて家族と過ごす時間が減ったり、家庭の事情で仕事に集中できなかったりといった状況が挙げられます。


Geminiより引用

③ 育児ストレス→感情的な反応へ

基本的に我が子はかわいいものです。しかし、育児においていくらかわいい我が子でもストレスとは隣り合わせです。育児でのストレスレベルが高いとパパの感受性が低下しやすくなり、子どもとの関わりにマイナスな影響が出るという研究結果もあるそうです。

そんな状況では、何をしていても疲れやすくイライラしやすいのは当然の反応です。つい子どもに怒鳴ったりしてしまうのは、こいった経緯が背景にあることが多いです。

「中間管理職育児」に悩むパパが今すぐできる3つの対策

では複雑な状況と感情下に置かれる中間管理職パパができる対策にはどんなものがあるでしょうか。

1. タスクを絞る=“仕事の整理”を自分ごとにする

中間管理職とはいえ1人の人間です。仕事も育児も完璧にこなすのは絶対無理です。追い込みすぎて体調やメンタルを崩してしまっては元も子もありません。

まずは自分がやるべきタスクを絞ること。自分がやった方がいいものや自分でないとできないことと、自分ではなくても大丈夫なものを徹底的に事業仕分けしましょう。
「部下に仕事を振って任せる」「リーダーとしての重要な役割だけ対応」「週2日は育児優先と割り切る」など、自分の“業務範囲”を明確にしましょう。

私の経験上、この作業をめんどくさがらずに実行すると、かなり時間や気持ちに余裕が生まれます。あれもこれもと業務に追われると、結果どれも中途半端な仕事になってしまうことも多々あります。自分がやるべきことに集中し、確実な成果を生み出す方がはるかに生産的でした。

2. 可視化&共有で精神的負荷を減らす

自分がやるべきタスクが絞れたら、次の段階として「時間・ミッション・育児タスクを可視化」し、妻・上司・部下と共有することも重要です。
家族では「週末はパパが育児担当」「夕方は○時頃帰る」などルールを決め、職場では「○曜日午後は保育園対応で退社」などの共有事項を可視化・共有する工夫も必要です。こちらの状況を相手にも理解してもらえていて初めて成立するやり取りなので、事前のコミュニケーションが必須ですが、この共有が前提だとかなり仕事もしやすくなります。

とはいえ特に職場には気を使うもの。こちら都合ばかりを主張するのではなく、あくまで職場の業務遂行や生産性を保てる歩み寄りが大切です。業種や上司にもよりますが、「ライフタイムワークバランス」が叫ばれている時代性の中、昔より相談しやすくなっているのも追い風ですね。

ライフタイムワークバランスとは、仕事と生活の両方を充実させるための考え方です。単に仕事とプライベートの時間を分けるだけでなく、両者の間でバランスを取り、相乗効果を生み出すことを目指します。内閣府の定義によると、これは「仕事」と「仕事以外の生活」(育児、介護、趣味、学習、休養、地域活動など)の両方を充実させる働き方・生き方を意味します。


Geminiより引用

3. 心身のバッテリーを回復させる“リチャージ習慣”

仕事バリバリの中間管理職パパも人間です。思い切って体と気持ちをしっかり休めるのも重要な自己管理というタスクの一つです。

例えば、
・週1日は育児メインの休日(仕事の電話などは極力対応しない)
・運動・散歩でリフレッシュ(隙間時間をうまく活用)
・子どもと一緒に早寝早起き(朝活はリフレッシュ効果が高い)
など、小さな“OFF”の積み重ねが、疲労やストレスを溜めない心身をつくります。

実際のパパたちが語る“中間管理職育児”のリアル

ここでは、私ミカンの身近な中間管理職パパの友人知人たちから聞いた、リアル事例をご紹介します。共感できる話があるか、ご自身の経験と照らしあえ合わせて見てください。

Case①:「もう限界…」が始まり

42歳、2児の管理職パパ。
元々完璧主義で何事もきっちりやり切ってきた人生観をもつパパさんです。関わることは全力な性分が起因して、「仕事では成果、家庭も完璧」を求めるあまり精神的に板挟み状態に。仕事も家事も完璧にこなせなくなってくる自分にも自己嫌悪していたそうです。
そんな最中、「もう無理かも…」と感じた時、家族会議で「僕はこの範囲まで」と宣言し奥様が理解して協力してくれたおかげで心が劇的に軽くなったそうです。

思い切って弱音を出すことで、抱え込んでいたものが一気に軽減したそうです。

Case②:可視化が救った家事育児

38歳、双子のパパ。1人でも大変な育児を双子という環境で激動の育児ライフを過ごされていました。ワンオペではとても回せないので、早い段階から夫婦で育児・家事の分担表を作成したこのご家庭では、
・お互いの負担ややる事が見える化
・「昨日はあなたが育児ありがとう」など感謝が自然に
という理想的な夫婦の相互関係が出来上がったそうです。結果、ストレスが軽減された状態になり、双子育児ライフを大変ながらも楽しめているようです。

中間管理職パパが抱える“3つの葛藤あるある”とその向き合い方

葛藤①「仕事も家庭も犠牲にできない」

家族がいるから仕事をがんばれる、仕事をしているから家族を守れる、パパにとって「家庭」も「仕事」も大切なものです。どちらか一方だけ犠牲にして偏りを出すことは基本的にできないものです。しかし両立させようと完璧を目指せば目指すほどバランスを壊しやすいもの事実です。


→解決策:「まず仕事、次に家庭、素直に順番をつけよう」と割り切る判断基準が重要です。

両方を同時には難しいものです。理想と現実、できることできないことの線を引いて、優先順位をつけていけるといいですね。

葛藤②「育児は時間より“関わりの質”」

現実問題、一般的にパパはママよりも子どもと接する時間は物理的に短く、時間帯も限られがちです。しかし、長時間接することが全てではなく「短時間でも真剣に向き合う」ことで子どもにはしっかり伝わるものです。
どんなに限られた時間、例えば夜寝かしつけ前の10分でも、たっぷり子ども目線で関われればOKです。そんな濃い時間の積み重ねが大切なんです。

葛藤③「上司にも家庭事情を言いづらい」

職場や上司の前では家庭の事情や状況を言いづらいものです。上司や同僚が育児経験者なら共感してもらえたり言いやすい環境なのですが、現実はそんな人ばかりではありません。職場には気を使うばかりです。

しかしこちらにも事情があり、守らなければいけない家庭の環境もあります。理解のありそうな相談しやすい上司などには素直に家庭事情を共有して、職場や業務との折り合いをどうつけていくかを話し合えると理想的ですね。この時のポイントは自分サイドの事情や要求を一歩的に伝えるのではなく、自分が考えうる仕事とのバランスの取り方案を建設的な提案として伝えることです。お互いがWin-Winな構図になるようなアイデアが望ましいですね!

上司や職場の理解が得られれば今よりももっと働きやすくなります。

今日からできる!実践チェックシート

これまでご紹介した負担軽減対策を実施していく上で、早速やることリストにチェックしてみましょう!

 □ 仕事・育児・部下管理、それぞれの“自分の役割”を明文化できた

 □ 家族・職場に育児優先の日・時間・状況などを伝えた

 □ 週に1回は家族と“OFF”時間を過ごせている

 □ 上司・部下に家庭事情を共有できている

 □ 自分の疲れやストレスを定期的に見直せている

無理に全部やり切ろうとせず、一つ一つで大丈夫です!

まとめ:中間管理職パパは“三刀流”を効率化する発想へシフトを!

中間管理職+育児パパは「仕事・育児・マネジメント」の三重責任を常に背負っています。プレッシャーも半端なくありますし、簡単に投げ出すわけにもいきません。しかし、全てを100%こなそうと必要はないんです。まずは、
・タスクを絞る
・可視化して理解を得る
・小休憩、リフレッシュを習慣化する
この3つのステップで、今抱えている疲れやストレスは確実に軽くなるはずです。

大切なのは“気づき”と“行動”です。
今日から、あなた自身と家庭、そして仕事を守る一歩を、ぜひ始めてみてください!
私ミカンも同じ中間管理職パパとして、一緒にがんばるパパさんを心から応援しています!

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