【結論】小さな“見えない仕事”を「見える化」し、言葉・共有に・実行に移すことで家事育児の負担はグッと軽くなる!
パパの皆さん、いつもお仕事に育児にとお疲れ様です。育児や家事への関心や関わりが問われる今日この頃、「いつもパパは皿洗いしてるから育児家事にちゃんと協力してるよね?」「ゴミ出しや子供の送迎も毎日やってるし、自分はしっかり関われている」と思っていませんか?
実はそれだけではダメなんです。
例えば家事には「食器洗い」という項目の中に、「スポンジを洗う」「棚に戻す」「油汚れを拭く」「食洗機をセットする」などの“名もなきタスク”が山積しています。これらを
①見える化する
②意識して言葉にする
③共有・実行する
だけで、ママにとってパパの育児家事への関わり方は劇的に変わります。
「名もなきタスク」って何?この家事が見えていますか?
・表には出ない“地味だけど重要な”作業
例えば「食器を洗う」という家事に注目してみましょう。「食器を洗う」その前後には
・食器をシンクに運ぶ
・コンロ周りの油を拭く
・スポンジの漂白・交換
・食器を棚に戻す
など、無意識レベルでやっている細かい作業が隠れており、それらの組み合わせが「食器を洗う」というアクションとして総称されています。

よく妻から「スポンジ変えてなかったよ」と指摘されることが・・・。
一連の流れ全てを網羅して初めて一つの家事をやり切ったという解釈のようです。このように細かいタスクをしっかり認識しつつ、確実にこなしていくことでより精度の高い家事育児となっていきます。妻にとっては普通の流れも、やり慣れていないパパ勢からするとやること盛りだくさんに感じてしまうのです。
・“心の負担”も含まれる認知的家事
夕食の献立を考え、家計簿や家庭の資金繰りをコントロールし、子どもの予定をスケジュールする…
これらは「認知的負担」とも呼ばれ、世のママの約70%が負担しているという報告もありるそうです。これらをパパたちが全くやっていないわけではありませんが、やはり日常レベルの家のことはママに比重がいきがちなのが現実ではないでしょうか。我が家もまさにそんな状況です。
認知 的 負担(にんちてきふたん)とは、人が何かを学習したり、問題を解決したりする際に、脳にかかる精神的な負担のことです。この負担は、学習内容の難しさや、情報量、提示方法など、様々な要因によって変化します。認知負荷が高い状態が続くと、学習効果の低下や集中力の低下につながる可能性があります。
Geminiより引用
目には見えにくいですが、こういった認知的負担をパパも担い、ママの負担を少しでも軽減することは、家庭の精神的な安定には欠かせないものなのです。
「見えない仕事」がもたらす家庭内の負担とすれ違い
・気づかれない苦しさが不満に変わる
世のママさんの約75%が、家事育児の負担に「気づかれていない」と答えているそうです。本人的にもやって当然このことと認識はしているものの、いつしかそれが当たり前になり承認されてないという感覚になってきます。
この「して当然」「やって当たり前」そして「それを認知してもらえない」状態が続くと、感謝されないストレスが積み重なり、不満が爆発する原因に。

我が家もこれが原因で何度も揉めてます・・・😅
・不公平感が夫婦関係に悪影響
「なんで私ばっかり・・・」といった見えない小さな負担が偏ってくると、夫婦間のすれ違いが加速し、喧嘩や距離感のズレにつながりやすくなります。特に育児に関しては夫婦は対等(家庭によりますが)であることが前提のママさんが多いので、パパとママの家事育児に対する意識レベルのズレが認識できていないと怖いことになりかねません。
・精神的疲労→燃え尽きのリスクも
さらにこういった状況が続き状況が悪化してくると、心理学研究では認知的負担の不均等分担がうつや不満、疲労感を引き起こしやすいと指摘されています。要するに身も心も疲弊して、余裕ある考え方や円滑なコミュニケーションが取りづらくなり、さらに負のスパイラルに陥る可能性があります。
パパこそ知ってほしい!気づきから始まる“見える化アクション”
では、そんな状況をどう打破していけばいいのでしょうか?
① 家事タスクをリスト化して“見える化”
家事も仕事もそうですが、まずは流れや細かい行程を身につけるまでは、徹底的に「見える化」するのが有効です。例えばメモ(ポストイットがおすすめ)やホワイトボード、またはスマホのメモ機能やアプリで、
・スポンジの漂白
・洗濯物のたたみ
・トイレットペーパー交換
など細かいタスクを書き出して共有・確認できるようにしておくと、一気に「パパも気づける家事育児」になります。その際、ママにタスクの内容を確認してもらったり共有できるようにしておくと、さらに質が上がります!
② “完コピ”チャレンジで体験する
これは可能ならという項目になりますが、ママの行う家事育児の一連の流れにパパが一緒に行い、流れを認識して完コピしてみましょう。我が家の場合は若干ウザがられましたが(笑)、目的を話した上で行ってみると会話も弾み、いろいろなことに気づくこともできます。
食器洗い一つとっても、それに付随する細かいタスクがたくさんあることに気づくことで、“自分事”のように捉えることができます。
何より、この完コピチャレンジを行うと妻の女性ならではの着眼点や手際の良さに感心させられます。同時に「ながら家事育児」をスムーズに捌くその姿は、一つのことしか集中してできない男性代表の私としてはハイレベルなものでした。
③ 会話で感謝と認識を共有する
家庭内のいい空気を生み出すのはやはりコミュニケーションです。「昨日の片付け助かったよ」「○○の買い出ししておいたよ!」など、積極的な報告&感謝を伝える習慣を心がけてみましょう。これだけで思いやりと相手への敬意のいい循環が生まれます。
実際にできる!今日から始める具体ステップ
1. 今日の“名もなきタスク”を3個以上見つける
いきなり完璧を求めるのはやはりハードルが高いものです。一歩ずつ成長していく上でおすすめな方法をご紹介します。
まずは今日気づいた細かい家事を3つ以上メモしてみましょう。例えば洗面台周りの掃除をしたのであれば、「歯ブラシ立ての水滴ふき」「蛇口の水垢をふきとる」「ティッシュや歯磨き粉などがきれていないか」など。いつも気にかけない部分や客観的に見るパパ視点は、ある意味ママ(女性)にはないものもあり新鮮です。
後でやろう、今度の休みの日に・・・などつい後回しにしがちなことでも、気づいたすぐに実行することで気づきの鮮度とみんなが気持ちよく家で過ごせる環境を作っていきます。
2. パートナーとリストを共有し相談する
先にも書きましたが、パパ(男性)とママ(女性)では視点や感性が異なるのが一般的です。家事育児はママが大半を把握しているご家庭が多いかと思いますが、ママだって完璧ではありません。パパだからこそ気づけるポイントや観点があります。「こんなのを見つけたよ」など、共有として話をしていくと家事育児への関心の前向きさも感じてもらえ、とケンカになりにくくお互いに安心感が増します。
3. 必要なら仕組み化:「パパ担当のチェックリスト」導入
これは我が家でも実際に行って効果を感じているものですが、冷蔵庫横や自身のスマホに「パパ担当チェックリスト」を作成し見える化します。つい忘れがちなタスクなども、パパ自身が見て確認しながら実行する流れに。家事育児にしろ仕事にしろ不器用な私にはこの方法はタスク処理効率を向上させるのに効果的でした。

自分は、不器用ですから・・・
確実にこなせたタスクに対し、ママに「やったよ!」と伝えるだけで家庭内での安心感が増します。パパが動いた分、ママは楽にもなりますし、さらに他のことも進められるようになり効率的です。
パパが“名もなきタスク”に意識を向けると得られる3つの効果
① 家事負担の公平化が進む
夫婦お互いの家事育児における持ち場や分担が明確になると、妻の負担が圧倒的に減ります。そうなってくると休息や子供へかけるも時間も増えます。
一昔前までは、男性は外で働き女性は家を守るという傾向が強かったですが、現在は働くママも増え家事育児も夫婦で一緒に進めていく必要があります。そこに不公平があってはいけないので、パパの意識と行動次第で家事育児負担の公平化(ウェイトバランスはご家庭によりますが)が叶うんです!
② 夫婦のコミュニケーションが増える
パパが名もなきタスクを処理し始めて家庭内の流れが良くなると、確実に変わってくるのは夫婦間のコミュニケーション量です。これは我が家でもかなり実感しており、「〇〇やったよ」「ありがとう」が増えることで、感謝の循環が生まれて会話量も自然に増えていきます。
もちろん家事育児の業務連絡的な内容だけでなく、なんでもない話題の会話もグンと増えます!
③ パパ自身の“家庭力”が上がる
パパ自身が積極的にタスク処理に動くことで、家が回る実感が持てるようになります。いかに今までママに任せっきりの部分が多く、家のことを把握していなかったかがわかります。パパも意欲的に関わることで、家族のために動き役に立っているという自信につながります。
また夫婦ともに、子どもへの関わル時間も増え、家族の一体感が深まります。そしてそんな空気感やパパとママが協力している姿を子ども達が見て、人格形成の一端を担っていくという効果もあります。
まとめ:名もなきタスクに気づけるパパは、家庭を動かすヒーローになる
いかがだったでしょうか。
・家事は“見える大きな仕事”だけじゃなく、“細かい名もなき仕事”もたくさんある。
・それを見える化し、会話し、共有・実行することで、負担は公平に、夫婦の関係は良好に、パパの存在感も高まりまる。
・今日から「気づく」「書き出す」「伝える」「行う」の4ステップで、あなたも“見える化ヒーロー”になれる!

パパの意識と行動一つで、家庭環境は良くなるんです!一緒に頑張っていきましょう!
このブログ「パパ育LOG」では、パパだからこそ気づける育児・家庭のカギをこれからも発信していきます。
あなたの家族が、もっと笑顔で回っていきますように!
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